365 Portland

4 グリーンとエコがキーワード「HUB」

ポートランドのビール屋くつろいだコミュニティの雰囲気で、世界に通用するビールを。
最初のエコ・ブルーパブ、ホップワークス・アーバン・ブルワリー。

ポートランドで最初のエコ・ブルーパブ、ホップワークス・アーバン・ブルワリー(HUB)。エコ・ブルーパブとはGREENをキーワードとして、エコロジーに取り組みながらビールを製造・提供するパブのことだ。 HUB は2008年度「オレゴン・サステナビリティ賞」のグランドチャンピオンにも選ばれており、その明快なコンセプトと美味しいビールで人気を集めている。

バイク・フレンドリーな都市として知られているポートランドで、ホップワークス・アーバン・ブルワリーは自転車をテーマにして展開している。何十台ものバイク・パーキングを設置し、店内に一歩足を踏み入れると随所に自転車のパーツを効果的に使ったインテリアが目を引く。HUBが自転車をテーマにしたのは、最初にハブ、すなわち物事を結びつける中核のイメージが浮かんだことに起因しているらしいが、それはエコロジーへの取り組みとも繋がっている。

ポートランドのビール屋

自転車をテーマにした店内

自然の中で過ごすことが好きだったことがエコ・ブルーパブの始まり。

HUBではビールの製造から提供まで、さまざまな工夫でエコロジーを実践、継続している。ビールはすべて地産のオーガニックの原材料のみを使用、リサイクルの設備・道具を使って醸造し、その製法で年間1万バレル(約160万リットル)ものビールを生産するという。一方、パブレストランの方もソーラー電力の環境維持をテーマにしたビルで運営し、ビールと同様に地元のオーガニック食材を使用している。そして毎年、環境維持の取り組み結果も公表している。

昨今、エコロジーを企業姿勢として表明するところは少なくないが、HUBの創業者でブルーマスターのクリスティン・エッティンガーによると、このようなブルワリーを思い立った理由はエコが時代の標語になっていたからではなく、もっと個人的理由によるものだという。「自分がキャンプやサイクリング、そして自然の中で過ごすことが好きだったこと、そしてポートランドで経験してきたグリーンカルチャーからインスパイアされた」とダウントゥーアース・ドットコムのインタビューに答えている。

現在、HUBは醸造所を併設する「ホップワークス・アーバン・ブルワリー」と、パブのみの「ホップワークス・バイクバー」の2軒を運営している。どちらも常時10種のドラフトビール2種のカスクビール(リアルエール)を用意している。

ポートランドのビール屋

サンプラーは自転車のホイールをイメージ

メダル受賞歴のある数々のビールをサンプラーで。

HUBのサンプラーはレギュラービールと季節のビール計10種がショットグラスで自転車のホィール型トレイで提供される。そこから選んだのは冬季限定の「オーガニック・アボミナブル・ウィンターエール(アボミナブルは雪男の意)」。ビールレビュー・サイトでも96ポイントの高評価を獲得しているだけあってかなりうまい。アルコール度数7.3%。つづいて「ベルベットESB」。アルコール度数は5.2%。2010年ワールドビールカップで銀メダル受賞のセッションビール。HUBのビールでは軽めなのに適度なボディもあり、バランスのいい飲みやすいビールだ。

バーと言っても気軽に入れるファミレス・ライクな雰囲気。自転車でない人ももちろん歓迎、客層は食事を楽しむ家族連れ、一人でスポーツチャンネルを見る人、ラップトップする人、年齢、性別も含め実にさまざまである。いつも活気に満ちているHUB、誰にでもお薦めできる楽しいブルワリー&パブだ。

HOPWORKS BIKE BAR hopworksbeer.com
3947 N Williams Ave,
Portland, OR 97227

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