365 Portland

ポートランドのアウトドア生活。❷

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その2:キャンプの寝泊まりをどうするか。

前回、ポートランドから行くキャンプのススメを書いたので、今回はいよいよ実際にキャンプに行くことにした時、一番大きな選択でもある寝泊方法について実用的な話を。

快適なロッジ、楽しいキャビン、気分の上がるヤート。
日本からの旅行ではテントというのは結構ハードルが高い。テント自体はアウトドアショップでレンタルできるし、日本でキャンプに慣れている人は何も問題はないとは思う(そういう人はテントも持参するかな?)。テント用のキャンプサイトは日本の平均よりずっと広々しているし、隣と近すぎることもなく快適に過ごせるのですごくお薦めできる。でも、1泊で近場にキャンプに行くなら、もう少しお手軽な方が現実的かも。そこで今回はテント以外のオプションを紹介しよう。

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《一番イージー、かつ快適なロッジ

キャンプ場内の小道。どこまでも歩いて行きたくなる。

キャンプ場内の小道。どこまでも歩いて行きたくなる(この小道はトイレにつながっていた!笑)。

まず、最も手軽で快適に過ごせるのはロッジ付きのキャンプ場を選ぶことだ。ここでいうロッジとはキャンプ場の管理や売店を含め情報センターになっている建物が、上層階(または別棟)に客室を備えているタイプで、もちろんシャワーやトイレも館内にあり、いわばホテルに泊まるようなもの。
それってキャンプと言えるの?と思うかもしれないが、ロッジはあくまで寝泊まりする施設と考えればいい。多くのキャンプ場には宿泊サイトとは別にデイキャンプ場(日昼利用のみできるサイト)やピクニック設備があるので、調理や食事、焚き火などキャンプの雰囲気は十分楽しめる。トップ写真がデイ・キャンプ場。これはコロンビア河近く公園で。*ロッジの写真は後の回のキャンプ場紹介で。

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キャンプらしさを味わえるキャビン
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キャビンは通常の宿泊サイトに設置されていて、自然の中でも落ち着いて眠ることができるのですごくお薦めできる。夜まで外で過ごしたい人にもぴったり、多くはログハウスで気分も上がる。
キャビンの平均的な付帯設備は、ベッド(シーツや毛布、または寝袋は持参)、テーブルと椅子、長椅子(追加ベッドとして使えるFutonベッド)、簡易キッチン(水道と調理台が基本。電子レンジ、調理道具や食器が用意されていることも)。シャワー/トイレはテントと同じ共同設備を利用する。

キャビンのベッド。2段ベッドは一般的で、下がWサイズ。上がシングルサイズ。

キャビンのベッド。2段ベッドは一般的で、下がWサイズ。上がシングルサイズ。

また、キャンプ場によっては「デラックス・キャビン」があり、こちらはキャビン内にシャワーやトイレを備えている。

デラックスキャビンのシャワー。浴槽が付いているタイプもある。

デラックスキャビンのシャワー。浴槽が付いているタイプもある。

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非日常的な楽しさのあるヤート》

ズラリ並んだヤート。かわいい形だけど、中の空間はとても広々している。

ズラリ並んだヤート。かわいい形だけど、中の空間はとても広々している。

ヤートについては以前にこんな記事を書いていたが、  そもそもの発祥は中央アジアの遊牧民が使う移動式の住居だったらしい。ヤートのあるキャンプ場は増えている。多くはヒーターも備わっていて、中の設備もなかなか豪華なキャンプ場もある。非日常的な円い形と雰囲気が楽しく、特に小さい子供のいるファミリーキャンプではとても人気があるようだ。
中の設備はキャビンと似ていて、2段ベッドやコット(簡易式キャンプベッド)、ソファ、コンパクトなキッチンなど。

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キャンプ道具をどうするか?

ガス BBQグリルのあるデラックスキャビン。

ガス BBQグリル(右奥)のあるデラックスキャビン。

宿泊はOKとしても、キャンプは道具や準備がいろいろ大変では?まあ、確かに。専用のギアはもちろんあるに越したことはない。でも、多少不便なのもおもしろいもの。
最低限、食事にまつわる道具は必要だけど(火力、鍋・フライパン、ナイフ、食器類)、クックストーブや調理器具はアウトドアショップにレンタルもあるし、 BBQグリルのあるキャンプ場も。食器類はスーパーで売っている使い捨てのピクニック用品でも十分。結構なんとかなるもの。

以前、私はキャンプ道具を何も持たないで、途中の中古ショップで1ドルのフライパンと布団(15ドル。ローラ・アシュレイだった!たいてい寝袋もある)を調達してキャンプ場に向かったことがある。お皿やグラス、包丁、まな板、鍋、フライパン、調理器具・・・何でもあって、当然安い!
ちなみに中古ショップはThrift shopといって、ポートランドにはたくさんある。家庭用品、スポーツグッズ、衣類、おもちゃ、何でもござれ。


Goodwill の店舗。ポートランドだけでこれだけの数ある!

これは中古ショップチェーンのGoodwill の店舗マップ。ポートランドだけでこんなにある(でも、なるべく地元の独立ショップで買ってください。Goodwillは人々の善意による寄付を利用してオーナーが私腹を肥やしているので)

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キャンプは、心静かにひとり自然と向き合う時間。
今回はテント以外の宿泊設備としてロッジ、キャビン、ヤートの紹介、そして道具について書いてみたけど、もし運転に自信があればキャンピング・トレーラーを借りて行くというチョイスもある!(これが一番やりたかったりして)。

レトロな雰囲気のトレーラー

ちょっとレトロな、昔の冷蔵庫みたいなデザインのトレーラー。楽しい!

そして、キャンプ場内の設備や施設が揃っている方がよければ大型キャンプ場を選ぶといいし、より自然に溶け込む体験を求めるなら小さめの所もいいと思う。

自然と接するといつも思うのだけど、自然を味わう感覚というのは一人ひとり異なるもの。もちろん、美しい景色を誰かと眺めるのは大きな歓びではある。その上で、やはり自然に向かい合うのはとても個人的な体験だと感じるのだ。

海岸沿いのキャンプ場からアクセスできる川沿いのトレイル。

海岸沿いのキャンプ場からアクセスできる川沿いのトレイル。

オレゴンではファミリー・キャンピングは一般的だけれど、若者グループがワイワイ宴会で盛り上がっているというのはまず見掛けない(そもそもキャンプで大酒を飲むこともありえない)。反面、一人で出かけるソロ・キャンパーには普通に出会うし、男女比も半々、年齢もいろいろ。だから楽しみ方も違って当然なのだろう。

自然の中で1日を過ごし、夜は焚き火に薪をくべながらそれぞれの体験を自分の中で咀嚼し、またシェアし合う。それはアウトドアの醍醐味の一つ、そんなふうに思う。

海岸側のキャンプ場。橋の左奥のテーブルが見える所がキャンプサイト。

海岸側のキャンプ場。橋の左奥のテーブルが見える所がキャンプサイト。

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