365 Portland

ポートランドに泊まる【その3】

IMG_7402キッチン付の宿のすすめ。

前回につづき実用的な旅情報をーーー

ポートランドでガイドブックを片手に素敵なレストランを片端から楽しむのもいいけど、ローカル食材が魅力的な街だから、キッチン付の宿であればさらに滞在が面白いものになると思う。ということで、キッチン付き宿泊施設に泊まる際のトラベル・チップを。簡単なクッキングでも料理素材を吟味する楽しさは格別。ポートランダーの日常感をぜひ体験してほしい。

アメリカらしいレトロなキッチン。キッチンワゴンをアイランド風調理台に。

アメリカっぽいレトロなキッチン。キッチンワゴンをアイランド風にして調理台に。

上のキッチンはトップの写真と同じAir B&Bのもの。ポートランドの北側Woodlawnというネイバーフッドにある。トップ写真は台所につながるアルコーブで、台所に付いているこうした朝ごはん用スペースを「ブレックファースト・ヌック」と呼ぶ。小ぢんまりとして落ち着ける空間だから、夜ご飯を食べたっていいと思う。

さて、台所の設備は日本と少し違っていて、キッチン用語には日本語的な英語も多いのでここでは英語表現を含めて説明しよう。予約の際のご参考に。

【台所のタイプ】

キチネット

オレゴンコーストのホテルの最も簡素なタイプのキチネット。電子レンジとコーヒーメ−カー、ミニシンク、冷蔵庫のみ。

・キチネット → 簡易な設備のキッチン。電子レンジとトースターだけ、あるいはシンクや一口コンロ付きなど、宿によって付帯設備は異なるので確認を。

・フルキッチン → オーブンや食器類、すべて完備したフル装備の台所。

ホテルの場合、台所が付いている部屋でもキチネットがほとんど。食器や調理道具の有無は付帯設備の充実度に比例する。電子レンジ、トースター、冷蔵庫だけの所はグラス、カップのみ、シンク、コンロもあれば食器類も備えていることが多い。

キャラバン・タイニーハウス・ホテルのキチネット。電子レンジに2口電気コンロ付き©Caravantinyhousehotel

キャラバン・タイニーハウス・ホテルのキチネット。電子レンジに2口電気コンロ付き©Caravantinyhousehotel

また、Air B&Bでオーナーの自宅兼の場合は、たいていはフルキッチンでオーナーとのシェア。ベースメント(地下)を改装した部屋の場合などは独立したキチネットが付いていることもある。

シェアの場合、台所を自由に使っていい所と何らかの使用制限をしている所がある。トラブルにならないよう、その辺はしっかり確認を。調理可の場合は変に遠慮せず何でも使わせて貰おう。

片付けに関しては日本の人はまず問題ないが、使用後の食器はDishwasher(食洗機)に入れてくれと言われたら、少量だからと洗ったりせず従った方がいい。手洗いされたくないオーナーもいるので。また、キャストアイアンと呼ばれるフライパン(ステーキ用の鉄の重いフライパン)は使用後に水洗いしないで拭き掃除だけにしている人も。

アパートメント・ホテルのキッチン。一通りの設備が付いている。

アパートメント・ホテルのキッチン。一通りの設備が付いている。

【キッチン設備の英語】

・コンロ → ストーブ stove(cook stove)*暖房用ストーブはheaterでよい。*電気コンロはelectric stove、オーブンと一体型のコンロはオーブントップ oven top (stove top, cook top 上の写真参照)

・電子レンジ → マイクロウェーブ microwave(microwave oven)*「レンジ」といっても通じないので注意を!

・オーブントースター → トースターオーブンtoaster oven

・冷蔵庫 → リフリジレイター、またはフリッジ refrigerator, fridge, icebox

・調理用具 → クックウェアCookware *お玉などの調理用具(ユーテンシルズutensils)、鍋(pot)、フライパン(pan)。

・ナイフ、フォーク類 → カトラリー cutlery *フォークは発音が難しいので「ナイフ&フォーク」とセットで言った方が伝わりやすいかも。

・食器 → テーブルウェア tableware *お皿はプレートという(ディッシュではない)。

他人の台所を使うのは少し気を遣うかもしれないが、調理道具や調味料等いろいろ発見があって面白い体験にもなる。

カウンター付のキチネット。活版印刷のEgg Pressのデザイナー、キャラ・ヤナガワさんのB&B。これはB&B用に改装した時の写真なので設備はまだ何もない。

カウンター付のキチネット。デザイナー、キャラ・ヤナガワさんのB&B。これは改装したばかりの時の写真なので設備はまだ何もない。

友人でもある活版印刷「Egg Press」のキャラのB&Bはガイドブックでもちらと紹介したのだけれど、ベースメントを改装した部屋にはキチネットが付いている。さりげなくて居心地がいい。ロケーションはNE60数丁目なのでダウンタウンや西側に用事の多い人にはあまり向かないかも。でも、レンタカーや自転車を借りる人なら問題ないだろう。ロケーションはガイドブックを参照(笑)・・・いえ、ご興味があればお教えしますので。

お部屋のインテリアはこんな感じ。さすがのセンスのよさ。窓があるのでベースメントでも圧迫感などはない。入口が別々だから夜遅くなっても気を遣わずに済むのでは。

お部屋のインテリアはさすがのセンスのよさ。窓があるのでベースメントでも圧迫感はない。入口が別々だから夜遅くなっても気を遣わずに済むのでは。

今回がキッチンの話題なので、次回は【材料の調達】篇を続けようかと思います。なるべく早く(!)。

2 comments for “ポートランドに泊まる【その3】

  1. Mayu
    08/01/2017 at 02:35

    キッチン付きの宿は好きで、ポートランドでは便利な場所にあるMarks and Spencer によく泊まっています。日本で先日初 Air B&B試したところなので、次は百木さんの記事も参考にして、もう少しローカルライフを感じられる場所に泊まりたいなぁと思いました。M&Sのあたりもずいぶん新しい店になって、変わりましたね。ちょっと前までお向かいはいかがわしげな飲み屋だったりしたのに。

    • 百木
      百木
      08/01/2017 at 12:02

      Mayuさん、大昔のことですが、私はそのマーク・スペンサーに住んでいました。キチネット付なので、当時はアパートとしても使われていたんです。6階の部屋からは地元ビールのHenry Weinhardの醸造所が見えました。今はHenry Tavernというビール・レストランになっていますが、建物の一部は残っていますよね。

      私が住んでる時、あの辺りはかなり「ヤバイ」地域で、今をときめくAce Hotelはオンボロの長期滞在ホテルで、先頃まであったGrottoは何十年も頑張ってた店です。老舗のJake’sも昔からありましたね。最近は注目エリアになって何だか不思議な感じがします。

      Air B&Bは多少は当たり外れもあるでしょうが、ホテルより暮らしの実感が湧いていいと思います。基本的にポートランダーはフレンドリーで、でも必要以上に干渉もしないので気楽だと思いますよ。

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