365 Portland

ポートランドのコーヒー屋。

Oblique4傾いた昔のゼネラルストア、3年かけてコーヒー屋にした話。

One of my favorite places, Oblique in SE Portland.

知らなかったら行き過ぎてしまう普通の家。元は1891年にオープンした「William Landauer」という食料品店だった建物。ジョン・チャンドラーは自らチームを組み、その傾いたビクトリアン・ハウスを3年がかりで改装し、2階を自宅に、1階をOblique(斜めに傾いでいる意)Coffee Roastersとしてオープンした。

Oblique1以来6年。接客が悪いとかレビューではさんざん言われたりもしているが、とにかく続いている。街外れでもあるし、実際空いてることも多い。そんなに人気はないのかもしれない。でも、私は好きな場所の一つ。人が満杯の店は苦手だし、美味しくても足の向かない所もある。ここのコーヒーについて言及もしない。少なくとも高評価を得ているが、私は味を追求する人間ではないのだろう。

Oblique3それはともかく、この建物。正面が立ち上がって格好つけている建築は昔のアメリカ西部によく見られたスタイルだ。きれいなミントグリーンに塗って、改装後も元の食料品店の名前まで入れてあるのが面白い。このコーヒー屋を運営する社名もそのストアにあやかって付けたらしい。そのために、ここがずっと何だか分らなかったという人もいるようだけれど、派手な看板が当り前の時代にいいではないですか。

Oblique2ジョン・チャンドラーの大改装チームのリノベーションは、当時、ポートランド地元紙が選ぶ「愛のある労働」(そんな賞があるの?)のべストにノミネートされている。そうしたやり方もポートランド的というか、羨ましく思う。

Oblique Coffee Roasters, SE Portland, OR

2 comments for “ポートランドのコーヒー屋。

  1. UG
    02/06/2016 at 18:45

    ポートランド情報いつも楽しく拝見させていただいています。今から20年ぐらい前だと思いますが、乗り継ぎの為一泊したのがポートランドです。アメリカの他の都市に観光したのか忘れましたがポートランドだけはなぜか、ずっと僕の記憶に残っています。ダウンタウンには日本でも珍しい路面電車が整備されていて、確かアムトラックの駅中のおしゃれなバーに連れて行ってもらったのを覚えています。この喫茶店の建物ですが昔は日本でも良くあった「看板建築」と呼ばれるもので、どんどん解体されているか、そのまま放置されたままになっているのが現状です。その点、アメリカは古い建物に価値をつける文化が根付いているように思います。その時はポートランドの橋を東へ行った住宅街へ連れて行ってもらいましたが、みんな古くても個性的な表情をした建物だった気がします。僕の住む地域はポートランド直行便が廃止路線となってしまってからは、なかなか行く機会がありませんが、今後とも楽しく読ませていただきます。ありがとうございました。

    • 百木
      百木
      02/07/2016 at 06:44

      UGさん 
      「看板建築」、まだポートランドではあちこちで見かけます。正面から見た時に豪華でも、ちょっと横から見ればまったく質素だったりで笑えるのですが、何か愛せますよね。
      ポートランドの路面電車は、大昔いったん廃止されたものが80年代初頭から再整備され、今も路線を拡大し続けています。高速道路計画を取り止め、その資金の一部を回したところがすごいと思います。

      私も随分昔からこの街を知っていますが、ここ10年で大きく変わってきました。やはり素晴らしい街ですが、人気になり過ぎて、いま微妙なバランスにあるかも知れません。ぜひ、また来てみてください。
      どうも更新が遅れがちなところに、うれしいコメント、ありがとうございました。

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