365 Portland

ポートランドのクラフトビール。

10 Barrel1オレゴンのビール魂、売り渡してしまったのだろうか、10 Barrel。

ポートランドより人口当たりのビール醸造所の多いというセントラル・オレゴンのベンド市、その中でもとっても人気だった10 Barrel Brewing。その名も元々は「10バレルしか造れないよ」というような意味だったと思う。つまり小さいという。だからよけい応援したい気になったのかなと思う、今にしてみれば。

10 Barrelがポートランドに醸造所兼ビールパブを開くというニュースは1年ぐらい前からあって、ポートランドのビールファンは今かと心待ちにして来たはず。ところが、昨年11月、10 Barrelは何とバドワイザーのアンヒューザ・ブッシュに買われてしまったのだ、あっという間に(という感じだった)。バドもなんのかんのと言っても、やっぱりこのクラフトビール・ブームは恐いのだろうと思う。「ブルワーやスタッフは同じです」っていうのが買収の決まり文句。買収のゴタゴタから開店予定はすごく遅れて、やっと先月半ばにオープンした。

10 Barrel2何となく行く気になれなかったのだけど、ウチから割と近いので先日意を決し行ってみました(たかがビール屋なのにね 笑)。

立地はオレゴンのビール老舗ROGUEの真向かい、日本のアウトドアブランドSnowpeakの正面でもある。インテリアはまさに今風ポートランド。すっ きりと過不足ない感じで悪くない。大きな窓とタンクが剥き出しのインテリアは、一人飲みでしっとりより友人と盛り上がるのに良さそうだ。接客もレストラン風だけど、パブレストランなのでそれでいいのだろう。客層はまさに今のポートランドの一つ の典型。アウトドアを高級化&洗練させた感じというか。

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お洒落ビールガイ!

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日本のアウトドアブランドSnowpeakと、オレゴンビールの老舗Rogueの真向かい。

肝心のビールだけど・・・これが何というか割とフツーだった。チョイスが悪かったのだろうか。10 Barrelってどうだったんだっけ? なんでそんなに応援してたんだろう。不思議なもんで、こうなってみると魔法が溶けてしまったようだった。

そして、いつもこだわるようですが、ハッピーアワーは今のところない。1パイント5ドル〜。料理は14インチのピザがメインで20ドルくらい。ビール屋としてはかなり高いと感じる。でも、これが今のポートランドってことなんだなあ、きっと。
10Barrel5夏には100席もの屋上をオープンするらしい。素敵だ。きっと私も日本からの友人を連れて行くのだろう。みんな喜んでくれそうだ。きっとそういう場所の一つになると思う。

だが、最後に10 Barrelがアンヒューザ・ブッシュに買われた時の「とある声」を引用させていただきます。“It was exactly like a death; like someone I knew and loved was in excellent health one day and stone dead the next,”

「これはまさに「死」である。ずっと健康だった愛する人が、ある日突然に完全に死んでしまったかのようだ」

やっぱり、されどビールなんだよね・・・ファンにとっては。

10 Barrel Brewing, in Pearl, Portland, Ore

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