365 Portland

ポートランドの手づくり文化。

ポートランドのテラリウム。Crafty Wonderlandは、ポートランドの手づくり文化祭。
A jewel box of handcrafted goods in Portland.

ポートランドの手づくり文化を象徴するようなイベント「クラフティ・ワンダーランド」。手に乗るような小さな手工芸品が中心で、作り手と買い手の距離が近いのが特徴。まるで友達同士のような親密なやり取りがなされる。

というのも、もともとこのイベントは2人の女性がバーラウンジで始めた小さなクラフト市だった。それが評判になり、今では年2回オレゴン・コンベンションセンターで200以上のローカルの出展者が集合、ダウンタウンに常設店舗を設けるまでになった。様々なメディアにも「ベスト・オブ・ポートランド」として取り上げられている。

「Super Colossal Holiday Sale」と題した昨年末のクラフティ・ワンダーランドから、その一部を紹介したい。

ポートランドのクラフティワンダーランド

クリスマス前とあって、会場のコンベンションセンターはギフトを見つけにきた人達でいっぱい。

一番上の上の写真は、フードジャーでつくった小さなテラリウム「WeeGreenSpot」。東海岸から越してきたマウラは、ポートランドの自宅周辺のしっとりとした自然環境に発想を得て、苔を使った独特な湿度のある世界を創り出す。台所の食料倉庫を作業場にして、子育てのかたわら製作しているそうだ。身近な素材だけを使ったシンプルなアイデアだけど、苔の鮮やかさに惹き付けられる。

ベッキーおばさんの店。

「Aunt Becky’s」はフルーツバターとシロップ、ジャムの店。 カラフルなディスプレイとベッキーの明るいキャラクターに立ち寄って味見をする人達がひっきりなし。

トーマス・デザイン。

建築物やロケットの3DミニチュアモデルのキットのThomas Houha Designs。写真はポートランドの St.Jon’s Bridgeのモデル。とても精巧で組み立ててみたくなる。以前書いた記事の写真と見比べてみてください。北ポートランドのゴシック橋

ハンドクラフトは、ポートランドのキーワードの一つになっている。 なぜポートランドには物をつくる人が多いのだろう。一つ言えるのは、つくることを楽しみ、今風に言えばそれをリスペクトする風土が自然にある。そういうイベントやショップもいろいろあって発表する場も多く、それをまた互いにシェアするという循環もある。そういう背景も含めてポートランドのハンドクラフト文化は成り立っているのだと思う。

A Tea Leaf

クラフティ・ワンダーランドの常連アリッサがつくるビンテージビーズのアクセサリー「A Tea Leaf」。ディスプレイも可愛く工夫している。本人もとてもキュートな人。夏はパートナーと東京に行くそうで「どこがお薦め?」と聞かれた。

ポートランドの旅ジュエリー

昔の旅をイメージしたアンドレアのアクセサリー「TravelUsPDX」。地図を小さな額縁に閉じ込めたペンダントをビンテージの鞄や地球儀に飾り付けている。

ポートランドの紙クラフト

紙だけでつくったポップなオーナメント。名前を失念してしまった(ごめんなさい)。チケットの半券や古い楽譜、捨てられてしまう紙類を手作り感いっぱいのキッチュな雰囲気に仕上げている。

クラフティ・ワンダーランドに限らず、暮らしの中で思いついたちょっとしたものを自分の感性で手づくりするのがポートランド流。ヘタとか、イケてないとか言う人もいない。正直言うと、私は内心「変てこだなー」とつぶやいてることもある(もしかして他の人もそうなのかも知れない)。でも、とにかく彼らはつくるけど、私はつくりもせず、つくれもしない。自分でやらない人の方がシノゴノ言う傾向があるもんですよね、なんでも。

・・・という自省からではないけど、ポートランダーにならって私もちょっとハンドクラフトを始めつつあります。1年後のクラフティ・ワンダーランドを目指すかもしれません。

Crafty Wonderland, at Portland Convention Center, Ore

2 comments for “ポートランドの手づくり文化。

  1. 02/16/2015 at 17:25

    仕事でばたばたとしているときに
    なんて嬉しい記事内容!
    ハンドクラフトの記事わくわくしながら拝見しました。
    このイベントが行われる時期に本当はポートランドに行きたいのです。
    5月と12月に開催だと思ってたのですが2月開催なのですね!
    百木さんの出展、私も応援しています〜!
    百木さんの作品の記事もいつかアップされるのを楽しみにしています。
    ポートランダーは身近なものでクラフトするぶん価格も優しいのでしょうか。

    • 百木
      百木
      02/18/2015 at 08:20

      朋さん

      「クラフティ・ワンダーランド」は5月と12月の開催です!(すいません、書くのが遅すぎですね)。ハンドクラフトのイベントは多くて、今夏もいろいろあると思います。もう少しマス的に作品をスケールアップしたベンダーのイベントもありますし。

      価格については、いかにも手づくりのプチプライスあり、手の混んだそれなり値段のが入り交じっている感じですね。

      例の「小枝のフック」は「First Thursday」(月の第一木曜日に開催)というギャラリー・イベントの場外会場に出店していたのですが、これにもハンドクラフト・アーティストがたくさん参加しています。

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