365 Portland

ポートランドの街づくりの立役者。

ポートランド市開発局PDCというユニークな存在が、このユニークな街をつくり出す。
The unique organization, Portland Development Commission organizes of developing this very unique city.

住みやすい都市ランキングでいつも上位のポートランド、その魅力の一つがコンパクトシティと呼ばれる街のあり方だ。確かにこの街はぎゅっと凝縮されていて、車で30分も行けば田園やオレゴンの大きな自然が広がっている。その街づくりの秘密を知ろうと、最近は日本からもたくさんの視察者が訪れている。

実際、ポートランドはとてもユニークな都市開発の方法を採用している。それは「都市成長境界線(Urban Growth Boundary)」という明確なラインを設定して、都市としての開発はあくまでその内部で行うというもの。ラインの外側の農地や自然はしっかり守られていて、普通の住宅やお店などの商業施設はつくれない。だから、老後は田舎に安い土地を買って賃貸マンションを経営して1階でコンビニでもやるか、なんて一切できないのだ。

オレゴン州は山脈、森林、河川、海岸など自然の豊かな土地柄で、もともとポートランドという街もその自然によって生かされてきた。今はITや医療とか、まったく違った産業も盛んではあるけれど、自然や農地なくしてはこの街は成り立たないという意識が、その独特な街づくりの方向に向かう発端だったという。都市が拡散して行くのに任せていれば必ずスプロール化と呼ばれる現象が起こり、周囲の環境は無秩序に破壊されていく。それを防ぐのがUGBなのだ。

ところで、ポートランドのこうした開発をオーガナイズしているのが市開発局(PDC : Portland Development Commission)というとてもユニークな機関。PDCは行政、デベロッパー、市民の間に立ち、調整・施行・管理の一切を行う。実はいま、このPDC唯一の日本人で事業開発オフィサーの山崎満広さんにいろいろお話を伺う機会があって、ポートランドの街づくりについて勉強しているところ。知れば知る程、奇跡とも言えるこの街の成長の秘密が垣間見れて刺激的だ。今後、そんな話も折々に書きたいと思ってます。

写真はチャイナタウンにある古いビルをリノベートしたPDCのビル。赤い電柱はチャイナタウンのシンボルの一つ。手前はライトレール・システムMAXの線路。

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