365 Portland

Monthly Archives: 3月 2017

ポートランドの桜。

IMG_2812桜が告げるポートランドの春本番。

ポートランドに住んで驚いたことの一つが桜の木の多さ。本数もさることながら種類の豊富さは日本を凌ぐほどだ。日本には約600種類もの桜があるというけれど、ほとんどの人は、染井吉野、枝垂、八重くらいの認識ではないだろうか。お花見が恒例行事になる特別な花ではあるものの、意外に桜のことは知らなかったりする。

*上の写真はワシントン・パーク。髪が桜色の人が一人のんびりしていた。

トム・マッコール・ウォーターフロントパーク

ウィラメット川沿いのトム・マッコール・ウォーターフロントパーク。向こうに見えるのはスティール・ブリッジ。ポートランド市内の桜の名所とされている。

ポートランドにも桜並木はあちこちにあって、桜はとても身近な花だ。住宅の庭木としてもよく見かける。それも結構な古木が多い。ポートランドでは道路の整 備や家を売買する時に木を切らない。自分の家の木でも勝手に切ることは出来ないルールがあって、古木は特に尊重されているのだ。

Main Stの桜

東南サニーサイド地区、Main St。濃い目のピンク色の八重桜並木。

そして、ほんとうに様々な桜を見ることができる。秋の雨期が始まった頃に咲く十月桜、真冬でも小さくて可愛い花を付けてくれる冬桜、彼岸桜もよく見かけ る。そして春先になれば家々の庭先では枝垂桜がほころび始め、春本番ともなれば普賢象や関山といった八重種が華やかに街を彩る。アメリカでは日本から送ら れた染井吉野ばかりかと思っていたのだけど、ポートランドではむしろソメイヨシノはそんなに見かけない。

ポートランド日本庭園の枝垂桜。

ポートランド日本庭園の枝垂桜。剪定技術がすごい。

3月は梅(プラム)を皮切りに桜以外にも次々に花木が咲き始め、毎年のこととは言え、こんなに花の多い街だったかと目を見張らされる。木蓮(マグノリ ア)、マンサク(ウィッチヘーゼル)、レンギョウ(ゴールデン・ベル)、木瓜(クインス=マルメロ)、藤(ウィスタリア、黄花藤「ゴールデン・チェー ン」)・・・。もちろんチューリップや水仙などの多年草もたくさん見られるけれど、花木の多さはポートランドの素敵な特徴だと思う。木に咲く花は年月や大 地の豊かさをしみじみ実感させてくれる。

北西ノブヒル地区の桜

北西ノブヒル地区、Coach Park。たぶん彼岸の一種。

長い雨期に飽き飽きし、今か今かと春の訪れを待つポートランダーにとって、桜の開花は祝福そのもの。いち早くTシャツに着替えた人々が屋外でクラフトビー ルを飲んでいる姿を見ると、ほんとうに幸せな気持ちになる。今年、私はそこに加われないけれど、来年はきっと一緒に春の訪れを祝いたい。その日を楽しみ に、今暫く静かに冬を過ごそうと思う。春は必ず訪れるのだから。

リッチモンド地区の八重桜

東南リッチモンド地区、家の軒先のとても大きな八重咲き。日本ではあまり見かけない種類かも。

「緑あふれる自由都市 ポートランドへ」番外編 ②

IMG_2823のんびりネイバーフッドの古いソーセージ屋さん。

去年、ガイドブックで紹介できなかった場所の一つ、東南地区のウッドストック。スティーブ・ジョブスも通ったリード・カレッジから東に1キロ程行ったところにある。3年くらい前まで取り立ててどうということもなかったが、ポートランドが人気都市になるに連れ注目され始めたネイバーフッドの一つだ。